聞こえについて

家族の関与

子どもたちの聞こえの環境や社会とのつながりについて

言語発達だけではなく、社会的スキルの習得に関しても聞く力が十分な発達することが大切です。
周囲とのかかわりの中で子供たちがその力を発揮するために、補聴器装用は欠かせないものですが、周囲との関わり方や、補聴器を受け入れる心の準備が十分でなかったり、友達や見知らぬ人に対する自意識などから補聴器を拒否する子どもたちもいます。

子どもたちの社会的スキルの発達を支えるには

難聴の子どもたちは、ほとんどの場合健聴の子どもたちと等しく社会的なつながりを持つことができます。
子どもの社会的スキルの発達能力は、年齢、難聴の程度、診断を受けた時間、聴覚ケアの有無、そしてもちろん子ども自身の性格によっても異なります。

難聴の子どもたちは、はっきりしない合図や注意を促す声などに常に認識できるわけではなく、すぐ反応できないこともあります。
その結果、周りから取り残されていると感じている子どもたちもいるかもしれません。
だからこそ適切な補聴器の装用、ツール類、そして技術などが大切ですが、子どもの周囲の人々もまたコミュニケーション方法について学び、スキルを身に着けることが必要です。

「耳につけているものは何?」

子どもたちはみんな、「ふつう」でいたいと思い、またどんな努力をしてでも周りの子どもたちの仲間に受け入れられたいと願っています。
補聴器を外して何が起きているか分かる「フリ」ができれば、周りの子どもたちの関係がうまくいくと信じる子どももいます。

お子さんが補聴器の装用が「ふつう」だということを拒否したり、その装用時間を最小限にしようとするかもしれません。また自分に注意を向くのはいやだからと学校で助けを求めるのは難しいと思っているお子さんもいるかもしれません。
子供たちが成長するにつれて、友達の声や意見により耳を傾けるようになり、親の言うことに対して疑問を持ち始めるのも自然な流れです。

親として、私たちは子供たちが傷つくような場面に遭わないように守り続けることはできません。
一方で子どもたちの気持ちを認めることや彼らが周囲とうまくやっていると安心させたり、常に補聴器を装用することが大切であると子どもたちに認識させることはできます。
  日々発達する子供たちの脳から聞こえを考えるBrainHearingTMテクノロジーを搭載したオーティコン補聴器は、より強力にことばを捉え、ことばの理解を助けるそのメリットをもって、子どもたちが補聴器を受け入れていく過程をサポートし続けます。

答え方を練習する

補聴器についての質問や声にどんな言葉で返したらよいのか、お子さんが使えるフレーズについて何通りかのアイデアを考え伝えましょう。友達との付き合いの中で、子どもたちが直面するさまざまな問題について、家族みんなでゆっくりとどんな形で解決したらよいかを話し合いましょう

補聴器ユーザーの仲間とのつながり

お子さんが、同じ補聴器ユーザーの子どもたちと出会うことはメリットがあります。
ユーザー同士であれば、補聴器はごく「ふつう」と感じられ、経験をシェアしたり、助けあったりすることもできます。
補聴器ユーザーのコミュニティや聴覚ケアの専門家などに出会いの方法がないか相談してみましょう。ソーシャルメディアやブログなどを通じてつながる方法もあります。

子どもたちを力づけましょう

お子さんに、より良い聞こえを得るためには自分自身の関わりが大切だと励ますことは、補聴器装用の動機付けにつながる鍵です。
補聴器のお手入れにお子さん自身も関わりをもたせることはセルフアドボカシー(自己権利擁護)スキルを育てる機会になります。

周囲の人々にも難聴や補聴器について学んでもらう

友達を家に招待して、気になっていたさまざまな質問をしてもらいましょう。
学校の先生に向けては、「聞こえ」をテーマに学校で話してもらうことや、医師や聴覚ケアの専門家などを招いて「難聴」について話してもらう機会を作れないかどうか話してみましょう