みんなの聞こえ
米国発、「静かなおもちゃお勧めリスト」をどうぞ!
2016/12/21
聞こえ

Healthy Hearing's Quiet Toy List

年末に向けたこの時期は、家族や友人たちと集ったり、プレゼントを交わしたり、クリスマスや、一年の感謝の気持ちを伝えたり、とても素敵な雰囲気とざわめきに包まれる季節でもあります。おととしより去年、去年より今年ともしかすると年々忙しさが増したり、イベントが大きくなったり、喧騒に包まれ、疲れを感じる機会が増えているかもしれません。

事実、年末の交通量の増加、またクリスマスや年末商戦など街角で聞こえる音楽の音はボリュームを増し、それにつれ騒音量は年々増加しているという報告もあります。そこに加えて、現在市場に出回っている音の出るおもちゃの中には、音量があまりにも大きく、難聴を引き起こしかねない製品もあるという事実もあります。

そこで米国HealtnyHearing*では、家族、そして子供たちに贈るにあたってどんなプレゼントがふさわしいのかを調査しました、おそらく・・・基本に立ち返る時期なのかもしれません。音が響いたり、鳴り続けたり、警笛のような大きな音がするようなプレゼントを選ぶ代わりに、“静かなおもちゃお勧めリスト”からヒントを得ていただくのはどうでしょうか?

ここでお勧めしている製品は、いずれも健康な聞こえの範囲である70デシベル以下のノイズ量にとどまります、おまけとして昔ながらの玩具の楽しみももれなくついています。

10デシベル:ふだんの呼吸の音の大きさと同じ静寂な環境を保つギフト

Gifts as quiet as normal breathing -- 10 decibels

■本:BOOK

子供たちにとって、また子供の気持ちを忘れていない大人にとっても、日ごろから本を読む習慣を身につけることは、本を読んでいる間は静かといったことを超えた計り知れないメリットがあります。読書は読む人の五感を刺激し、ストレスを軽減します。知識や語彙を増やして、記憶力や書く力を伸ばすことにもつながります。分析力を高めたり、洞察力や集中力を高めるといったことにも貢献します。

ここでいくつかのタイトルをご紹介します。タブレットのような電子機器にダウンロードする方法もあれば、またお近くの書店に足を運び一冊を選ぶことも。いずれの方法を選んでも読書から発生するノイズは・・・呼吸のレベルと同等です、もちろん読者の想像力によっては、息遣いが変わるかもしれませんが。

  • もしお子さんや、ご自身がこれらの古典的名作を読んだことがなければ、今年ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか?モーリス・センダック著『かいじゅうたちのいるところ』 。E・B・ホワイト著『シャーロットのおくりもの』、アンネ・フランク著『アンネの日記』
  • 中高生なら、次のような作品が好まれるかもしれません。マララ・ユサフザイ著『マララ 教育のために立ち上がり、世界を変えた少女』、チャールズ・ポーティス著『トゥルー・グリット』

■塗り絵:Coloring Books

塗り絵について良いお知らせがあります。特に大人たちの間で塗り絵が見直され大人気になっているのはご存知ですか?塗り絵は楽しいという事実に加えて、専門家によると、瞑想を行っている際と同様の精神状態を作り出し、不安な気持ちやストレスの軽減に良い傾向があるとのことです。プレゼントとして贈るならば、贈る方の年齢に合わせた塗り絵の1冊を見つけることができますし、もしかしたら、一冊自分自身のために購入しても良いかもしれません。その際、クレヨンや色鉛筆などを添えるのをお忘れなきよう!

■パズル: Puzzles

どんな問題でも解決しようとすること、それこそがパズルの真髄です。大きなジグソーパズルに取り組んだ子供時代を思い出してみてください。あるいは子供たちがまだ小さかった時に一緒に取り組んだかもしれません。今日のパズルは3-Dの立体型に進化し、双方向性に取り組めたり、パズルを解くには鉛筆が必要なものも。ここにいくつかの次世代型のパズルをご紹介します。根気よく取り組み、深く考える静寂の時間を生み出すかも知れません。

  • Kanoodle(カヌードル)- 4歳~14歳程度向け:このパズルゲームは12個のピースだけが使われていますが、付属されているイラスト本(44ページのボリューム)を参照すると100以上のパズルを解くことができるとのこと、ハードケース付きなのでどこにでも持ち運びが可能。*現在国内の扱いは並行輸入版のみ
  • 数独/ナンプレ - 子供から大人まで:数字を思い浮かべるだけでは何の楽しみもうまれませんが、この論理的推論に基づくゲームで数字の世界が楽しさをもたらします。このパズルがお勧めな理由は、一人でも楽しめますし、家族みんなで取り組んでも楽しいということにあります

50デシベル:静かな会話のレベル

Gifts as quiet as normal conversation -- 50 decibels

■組み立て玩具(知育玩具)Building sets

組み立てて出来上がるタイプの玩具にもたくさんのメリットがあります、タイトルだけでどのような玩具なのかは明白ですが、積み木遊びなどは、子供たちに形や色の認識、手先の器用さ、忍耐力や集中力、推察する力、さらには論理的思考などを育みます。

  • 積み木や、よく知られたレゴブロック(Lego)に加え、骨格のようなさまざまなブロックを組み合わせるアメリカ生まれのティンカートイ(Tinkertoy)*やケネックス(K’nex)、ログハウスを組み立てるリンカーンログ(Lincoln Logs)*などがあります。*現在の扱いは日本では並行輸入のみ

これらの知育玩具は、アイデアブックなどが同封され、基本的な遊び方についてのガイドが載っています。これらは一人で遊んだり、友達や家族などと一緒に作り上げるには最適なおもちゃです。ところで、クッキーやケーキなどのお菓子作りなどもまた、“作り上げる”作業です。エプロンやスモッグなどを準備して一緒にこねたり、型を抜いたりすることも素敵なひと時となるでしょう。

■あやとり String Games

ひもがあればできるあやとりにはどんなメリットがあるのでしょうか。ひも一本を使った手を使った遊びだけで、手先の器用さ、集中力、記憶力、チームワーク、我慢や忍耐力などが育つだけでなく、様々な興味深いパターンを作り上げたり、橋や塔などがデザインできるというのはどうでしょうか?あやとりの形にはシンプルな形もあれば非常に複雑なものもあります。両手を使って作るものもあれば、誰かの手助けがあって作り上げられる形もあります。あやとりは、年代を超えて紡ぎだされた遊びであり、年齢を越えて大人も童心にかえることができるかもしれません。

60-64デシベル:笑い声と同じレベル

Gifts as quiet as the sound of laughter -- 60-65 decibels

■ボードゲーム  Board Games

さまざまなすごろく(福笑いは時に大きな笑い声を起こしそうですが)をはじめとする、オセロやチェスなどボードゲームで育った皆様に朗報です。これらのボードゲームは、今も乳幼児や就学前の子供たちなどに人気があります。-- 家族のだんらんを盛り上げますし、脳の発達や、ストレスの発散などに役立ちます-- ゲームで湧き上がる笑い声は音楽を楽しむのと同じ感覚を耳に届けます。もしかしたら皆様の家の押し入れにあるかもしれない、人生ゲームなどおなじみのゲームに加えて、新たなラインアップを加えていただいても良いかもしれません。

  • バナナグラムズ(Bananagrams)--対象年齢7歳以上、英語版のみ。アルファベット文字を使いながら、クロスワードゲームのようにいくつ単語が作れるかを競うゲームです。楽しく、持ち運びがで英語学習にも一役買います。
  • リフトイット(Lift It!)-- 対象年齢8歳以上、日本語版は年内発売予定。頭に装着したプラスチックの玩具のクレーンを使って、時間内に指示通りに建設物を作ります。ちょっと変わっているかもしれませんがそこが楽しいのとか。

上記二つは米国生まれのゲームですが、身近なオセロや野球盤などおなじみのボードゲームやゲーム盤も復権を果たし、またさまざまな進化を遂げているようです。

■カードゲーム Card games

カードゲームの歴史は実に15世紀までさかのぼります、国内でのカードゲームの変遷では、カルタや小倉百人一首の歌カルタなどもカードゲームの一つといえるでしょう、その歴史ははるか昔平安時代の貝遊びまでさかのぼるのだとか。古いからと侮ってはなりません。一組のトランプでも経験豊かな人の手にかかれば、何時間も飽きることのない楽しい時間を約束します。大人や子供を問わずそのメリットについてはお伝えするまでもありません。おそらく皆様お気に入りのカードゲームがあるのではないでしょうか?世界中で楽しまれているカードゲームを一つだけご紹介します。

  • ウノ(Uno) -- 対象年齢7歳から、数字や色と使って論理力を育てます。

現在の子供たちを取り巻く音の環境・・・

現在の子供たちは、その両親、そして祖父母の時代に比較して、日常的に環境騒音にさらされています。普段子供たちが手にして遊んでいる電子機器類からの騒音もあれば、工場騒音などに加え、コンサートやBGMなどといった娯楽からの騒音もあります。米国国立聴覚・コミュニケーション障害研究所(NIDCD)の調査によると12歳から19歳の16%以上の子供たちが騒音性難聴に起因した何らかの難聴の症状を抱えているとされています。

ここでの良いニュースとは何でしょうか?騒音が原因となる難聴は予防ができるということです。ここでご紹介したおもちゃリストは、おなじみのものかもしれませんし、またはリバイバルや昔の玩具の進化版かもしれませんが、聞こえの健康以外にも良いことが期待される玩具です。騒音があふれる現代社会を改善できるのは私たち自身にほかなりません、それは一人ひとりの小さな取り組みの積み重ねにあります、家族や大切な人たちに思いを馳せるこの季節、プレゼントを選ぶ際、少しだけ聞こえについても思いを寄せていただけたらと思います。

もしご自身や大切な方々の聞こえについて気になることがありましたら、どうぞ一度お近くの耳鼻科医など専門家のもとを訪れてみてください。補聴器を扱う専門店や眼鏡店などにおいて聞こえについてご相談いただくことも可能です。

また合わせて下記もご参照ください。

サンタさんからのプレゼントが届くその前に…「それは良いおもちゃリストに載ってますか?」

【本件に関するお問い合わせ】

■ オーティコン補聴器マーケティング部(渋谷、山口)
■ TEL 044-543-0615
■ FAX 044-543-0616
■ E-mail info@oticon.co.jp

*本記事は米国の聴覚に関する情報サイトHealthyHearingによって記載された記事を基に、一般的な情報提供を目的として意訳、また日本国内の事情に沿うように加筆再編成したものです。当該記事は本社を置くデンマークまた米国での情報をもとにしており日本国内での基準と異なる場合もあります。本記事のコピーライトは healthyhearing.com並びにOticonに帰属します。本記事内に掲載された製品名や名称は、それぞれ各社の商標または登録商標です。また、出典や参照元の情報に関する著作権は、healthy hearingまたはOticonが指定する執筆者または提供者に帰属します。

引用元について:Contributed byDebbie Clason, staff writer, Healthy Hearing | Thursday, December 1st, 2016

英語版は下記から参照いただけます:http://www.healthyhearing.com/report/52706-Healthy-hearing-s-quiet-toy-list