みんなの聞こえ
冬至をはじめこの季節によく食べられるかぼちゃが、実は耳にとってもうれしい野菜だということをご存知でしたか?かぼちゃに加えぜひ積極的に取り入れたい季節の緑黄色野菜をご紹介します。
2017/12/22
聞こえ
季節の緑黄色野菜と耳の健康との美味しい関係_冬編

冬至のころは太陽の位置が1年で最も低くなり、日照時間が短くなります。冬の寒さで血行が悪くなる、これは耳にとっても良いことではありません、冬至の日にかぼちゃを食べると良いと呼ばれる理由には、諸説あるようですが、先人の知恵は健康にとって、そして何より耳にとって良い知恵です。秋から冬にかけて旬の食べ物はたくさんありますが、耳の健康に食べてよかったと思える野菜、それこそがかぼちゃです。

かぼちゃには食べるべき理由がある

季節の野菜と耳との美味しい関係_かぼちゃ_イメージ01

かぼちゃの旬は種類にもよりますが7月~12月でまた保存のきく野菜のひとつです。最近ではハロウィーンの飾りも含めて、特に秋から冬にかけてかぼちゃを目にする場面が増えています。健康な聞こえのために、かぼちゃを積極的に食卓に取りいれていただくべき理由を見ていきましょう。

  • ビタミンA - ビタミンAは人の身体がもつ免疫システムをサポートしており、カボチャには、一日に必要とされる摂取量を上回るほどのビタミンAが含まれています。健康な免疫システムは、耳感染を引き起こすような細菌を含め、感染を引き起こす細菌の蔓延を防ぐのに役立ちます。ほとんどの耳感染症は自然に治癒しますが、痛みを伴い一時的な難聴を引き起こす可能性があります。
  • ビタミンC - 抗酸化ビタミンCはフリーラジカル*からあなたの身体を守ります。フリーラジカルは身体の代謝活動において有益な働きをするとされますが過剰なフリーラジカルの発生は、体内の原子レベルの世界において、細胞、タンパク質やDNAに損傷を与えます。ビタミンCなどの抗酸化物質は、内耳の繊細な細胞構造を保護してフリーラジカルの攻撃を防ぎます。
    *フリーラジカルとは?:活性酸素と並んで語られることの多いフリーラジカルは、体内で作られる活性酸素の中でも不安定な分子構造を持つものです。(原子核の周りにある電子は通常2個あると安定した物質になります)。フリーラジカルはなんらかの異常によって対になっていない電子(不対電子)を1つ以上持っており、ほかの分子から電子を奪い取ろうとしこの際に食物の腐敗や体内でのたんぱく質変性やDNAの損傷などを引き起こすとされます。
  • 葉酸 - 水溶性でビタミンB群の仲間である葉酸は、聴覚系にとって重要な細胞代謝、神経系および血管機能に大切な役割を果たしています。 米国耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会耳鼻咽喉科の専門誌Otolaryngology - Head and Neck Surgeryの2010年12月号で発表された研究では、葉酸の不足と高音難聴への関連の可能性が示唆されています。

定番のかぼちゃの煮物にはちょっと飽きてきたという場合には、どうぞかぼちゃのお菓子やスムージー、パスタソース、などもお試しください。インターネットでも魅惑的なレシピの数々が紹介されています。

リンゴは皮ごとがおすすめ

美味しいリンゴのない秋冬を迎えるなんて考えられますか?豊富なビタミンCが含まれながらナトリウム、脂肪、コレステロールなどをほとんど含まないリンゴの栄養上の利点は、心臓血管系の健康にとってメリットがあり、癌、心臓病、脳卒中、喘息の発症リスクを減らすことができるとされています、今年はリンゴを耳の健康のためにも取り入れてください。

その理由は?

  • ビタミンAとビタミンC - かぼちゃにも含まれるこれらのビタミンは、免疫系をサポートし、フリーラジカルから内耳の繊細な構造を保護する抗酸化物質となります。
  • カリウム - ミネラルであるカリウムは体内の体液量(リンパ液)を調節します。私たちは耳で音を集め、音の意味を理解するのは脳の働きです。音は内耳で音は電気的な信号に変えられて神経から脳に伝わりますが、鼓膜の奥にある内耳は液体で満たされており、内耳にとってカリウムは重要な栄養素の一つです。

栄養をできるだけ逃さないためにはリンゴをどのように食べるべきでしょうか。栄養素の大部分は皮や皮のすぐ下に含まれており「皮を剥かずに食べるとよい」と呼ばれるのはそのためです。

濃い緑の葉物野菜

かぼちゃの栄養分として葉酸についてもご紹介しましたが、濃い緑の葉物野菜にもビタミンAとCが確実に含まれています、サラダがお好きな方はレタスなどを選び勝ちかもしれませんが、どうぞ健康的で風味豊かな葉物の存在もお忘れなく、八百屋やスーパーマーケット、露地販売でもさまざまなこれらの葉物が選べます、積極的にメニューに取り入れているレストランもあれば、ガーデニングでも手軽に栽培できる葉物野菜もあります。

  • ホウレン草 - 聴覚を保護するビタミンと抗酸化物質に加えて、ホウレン草には亜鉛も含まれています。亜鉛は免疫システムを強化するために重要な鉱物です。
  • ケール - 比較的最近日常的になった野菜ですが、ケールにはオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。 2014年の米国栄養学会誌(American Journal of Clinical Nutrition)に掲載された研究では、オメガ3脂肪酸が女性の難聴のリスクの低下との関連が示されています。
  • ルッコラ - この滋味深い野菜も比較的最近日常的になった野菜の一つかもしれません。サラダ、オムレツ、サンドイッチ、ピザ、パスタなどにあじわいを加えるためのハーブとして使用されることが多い野菜です。ホウレン草などと同じく聴覚の健康を守るために栄養価の高いビタミン、抗酸化物質、ミネラルが詰まっています。
濃い緑の葉物野菜_イメージ01

ここで紹介した野菜たちを健康な聞こえを守るレシピの一つに加えていただければ幸いですが、大切なことはバランスの取れた食生活です。食事に加えて定期的な運動の習慣を持つことや大音量の音楽など過度の騒音から聞こえを守っていただくことも欠かせません。何より冬の寒さは耳の血流量を下げます。血液循環の低下は、耳の感染症リスクを高めます。いつもと耳や聞こえが違うと感じたらためらうことなく耳鼻科医へ足を運んでください。どうぞこの季節ならではの美味しい食事とともに耳元を暖かくしてお過ごしください。

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引用元について:Enhance your hearing health with seasonal fall foods Contributed by Debbie Clason, staff writer, Healthy Hearing August 30, 2017