聞こえについて

補聴器の働きとは?

補聴器を検討するにあたって

初めて補聴器にふれる方、補聴器を購入される方がご自身にあった補聴器と出会い、ぴったりの補聴器を選ぶためのヒントをご紹介します。

補聴器が毎日のパートナーとして皆さまの元気の小さな原動力のひとつになること、これがわたくしたちの願いです。
補聴器がはたす役割をきちんと理解いただくことで、補聴器とともに快適な毎日を送りましょう。

補聴器のしくみとはどのようなものでしょうか?

補聴器とは、ただ音を増幅させる器機ではありません、補聴器とは、毎日が充実したものになるよう力づける洗練されたコミュニケーション機器ということができます。

補聴器の構造とは

補聴器は主に5つの基本的な部品であるマイクロフォンアンプ(増幅器)スピーカー電池、そして補聴器専門スタッフなどによって一人ひとりのニーズに合わせた調整が行われるコンピューターチップから成り立っています。

補聴器の構造自体は概ね似ていますが、選択される補聴器によって音の捉えやすさ、言葉の理解のしやすさ、音質や性能がそれぞれ大きく異なります。品質の高い補聴器ほど、音や聞こえ方はより自然になります。周波数の帯域、自動音量調整機能、騒音抑制やハウリング抑制などが製品性能の違いに寄与しています。

補聴器はさまざまな機器ともつながる

例えばオーティコン先進の補聴器では、一人ひとりの聞こえのニーズに合わせたさまざまな個別化調整オプションや補聴器と携帯電話をはじめとする様々な外部の通信機能を持った機器と補聴器をワイヤレスで接続し直接補聴器へこれらの音声を届けることができます。先端技術やメーカー最新機能をフルに搭載した器種は、ときに値段が高いと感じるかもしれませんが、皆様のニーズや好みそして、価格帯に合わせた幅広い補聴器をご紹介することができます。

補聴器販売店では、聴力に加え、お客様のニーズやライフスタイルまたご予算などのお話を伺うことで、最適な補聴器をご紹介します。

補聴器の音声処理

補聴器の働きをステップごとに見ていきましょう

今日の補聴器は、マイクロフォンから届く自然の音を、補聴器の中でデジタルに変換し(0と1の二進法を使う)必要な処理を行ってさらに、アナログ信号に変換することでユーザーの聴覚へ届けます。
  • 補聴器のマイクが声や音を集めます 
  • コンピューターチップが音を分析処理します
  • 分析処理された音は、アンプへ送られ増幅されます 
  • 増幅された音は、スピーカーへ送られます 
  • 音はスピーカーを通じて、その振動が鼓膜(内耳)へ届けられます(補聴器の種類や聴力によっては、音を伝えるチューブやモールド、レシーバーワイヤーなどを経由して内耳へ届きます)
  • 人の内耳で音は電気的な信号(電気インパルス)に変換されます 
  • 電気インパルスは、脳に伝わって、脳の中で音として認識されます

補聴器の役割を理解しましょう

聞こえに不自由を感じたそのときにはじめてその存在を意識されるかもしれません。補聴器とは本来の聴力を回復させるものではなく、現在持っている聴力を最大限にいかして快適な日常の聞こえを提供するものです。

「聞こえ」方は十人十色、聴きにくい音や難聴の度合いはさまざまです。補聴器は、それぞれの聴力や耳の特性に合わせた調整を行うことで、聞こえの改善をサポートします。聞こえの仕組みには脳の働きも関係します。したがって補聴器の持つ本来の機能が発揮されるまでには一定の期間が必要な場合があります。

補聴器を選ぶ際には・・・

補聴器はご家族とのコミュニケーションを広げるツールとしてご利用いただく大切なパートナーです。使用されるご本人はもとより、ご家族や周りの方々にも、購入前の段階から補聴器の特徴や使い方、お手入れ方法などを知っていただくことで補聴器に対する理解が深まります。「聞こえ」について伺う補聴器カウンセリングや補聴器選びに家族の方が同席されることで、リラックスして聴力検査や補聴器選びに臨んでいただけます。

補聴器について不明なことは、小さなことでも販売店にてお尋ねください。

専門販売員のいるお店で選ぶ

補聴器は、日本国内においては、薬機法において管理医療機器に指定されており、法的な規制が行われている製品です。また補聴器は精密器機でもあります。購入いただいた際には、補聴器を長くお使いいただくために、消耗品の交換やクリーニングなど定期的なメンテナンスも必要となります。

そのため、補聴器の検討に際しては、補聴器に関する知識が深い、専門の販売員のいる販売店で、まずはきちんとカウンセリングをうけられることをおすすめします。こうした販売店では、丁寧なカウンセリングをはじめ、聴力測定などにより導き出される客観的なデータをもとに、お客様の聞こえの状態を理解し、お一人おひとりにあった補聴器をご提案しています。補聴器は、適正な調整を行えば、補聴器を使用されることによる耳への影響はありません。

両耳で聞くことの大切さ

私たちは、左右の耳で音を聞いており、左右の耳から音の情報を正しく取得することは、とても重要です。両方の耳で聞くことを両耳聴(りょうじちょう)といいます。聞こえには耳だけではなく、耳から入った音を処理するために、わたしたちの脳が実は大切な役割を果たしています。脳は左耳と右耳のそれぞれに入ってくる音を絶えず比較しています。この比較によって、脳は周囲の音の位置や動きなどを判断することが出来るのです。「聞こえ」の仕組みは、本当に複雑でデリケートなものです。

オーティコンでは、お客様に補聴器のご紹介をする際、自然にバランスよく音を聞くことを目的に両耳装用をおすすめしています。