オーティコンについて

オーティコン110余年の歩み

Oticon_history_創業者ハンス=デマント

愛する人への想いから生まれました

オーティコンの物語は、創業者ハンス・デマントの家族への愛から生まれました。聞こえに悩んでいた妻カミラがより良い人生を過ごすことを助けたい、この創業者の愛情と止むことのない情熱から始まりました。この想いは私たちを突き動かし続けています。聞こえのサポートを必要としている人々を力づけ続けること、そのたゆまぬ信念は、110年以上にわたって伝え続けられ、そしてこれからも次の世代へと受け継がれていきます。

1902-1904

初めての王室の補聴器、ハンス・デマントがデンマークへその補聴器を持ち帰る

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1902年8月9日、デンマーク生まれのアレクサンドラ皇太子妃はイングランドの女王として彼女の戴冠式のために補聴器を装用しました。 その翌年、ハンズ・デマントは、聞こえに悩む妻をを助けたいという心からの願いによって、デンマークから英国まで足を運び同じタイプ補聴器を手にしました。

ハンスは、難聴の妻カミラの力になるべく、著名な医師たちの元を訪れるものの、納得できる解決策を見つけられずにいました。しかし、彼の愛情は、諦めを知らず、当時、同じく難聴を抱えていたアレクサンドラ皇太子妃がイングランド女王に即位した式典で電気補聴器を使ったと知るや、デンマークから北海を渡り、念願の補聴器を手に入れたのです。

その「王室の補聴器」のうわさの広まりとともに、聞こえに悩む人が多いこと、解決策の遅れを痛感したハンス・デマントは、妻カミラと聞こえを必要とするすべての人々の生活を改善したいという願いにより、General Acoustic Co.と契約を結び、最初の補聴器となる、電気補聴器のデンマークへの輸入と流通を開始しました。

1910

ハンスの息子ウィリアムが父の遺志を引き継ぐ

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ハンス・デマントの息子、ウィリアムは、彼の父親がこの世を去ると同時に、オーティコンを引き継ぎました。ウィリアムは、米国の生産施設へ足を運び、補聴器の製造と修理について学ぶました。

1929

世界大恐慌の影響

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第1次世界大戦とこの年米国ウォール街で起きた大暴落による、取引の制限は補聴器製品の輸入を困難にしました。

ウィリアムは、製品部品の状態で製品輸入を行い、デンマークにおいて補聴器を製品として完成させる方式を取りました。

1940

ウィリアムはデンマークで補聴器製品の生産を開始

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第2次世界大戦(1939-1945)の間、ウィリアム・デマントは米国、イギリス、フランスから商品を輸入することができませんでした。 彼はデンマークにおいて最新の補聴器に合う製品部品の製造を始め、その後、米国のライセンスを得た最初のデンマーク製補聴器を製造しました。

白黒写真の女性たちは、このとき実際に使われた補聴器広告のモデルです。

1946

オーティコンの誕生

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ウィリアム・デマントは、アメリカの補聴器メーカーとの提携を経て、デンマークのコペンハーゲンに本社を置くオーティコンコーポレーションを設立しました。大戦におけるデンマークでの補聴器生産、この時の判断が、研究開発、製造から販売サポートまでのすべてのプロセスを自社で一貫するというあるべきスタイルの確立につながりました。

1954 

オーティコン創立50周年

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オーティコンは全150人の従業員とともに、この年コペンハーゲンにおいて創立50周年を迎えました。 オーティコンは、デンマークを代表する補聴器メーカーの一つとしての地位を確立するとともに、ウィリアム・デマントは1957年には、聞こえに悩む人々への愛情という創業のきっかけを忘れることなく、妻イーダと共に聞こえに対しての様々な側面からのサポートを行うオーティコン財団を設立しました。

1965

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オーティコンは、世界へとその道のりを拡大していきます。米国をはじめ、スイス、ノルウェー、ドイツ、スコットランド、日本、イタリア、ニュージーランド、フランスなどに設立されています。英国やスウェーデンも大きな市場の一つであり、中国にもすそ野を広げています。

1977

初の耳あな型補聴器登場。同年、エリクスホルム研究所を設立

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国際的な製品開発に刺激を受け、この年オーティコン初の目立ちにくい、耳穴型補聴器を発表しました。 国際的な製品競争が激化しはじめます。

同年、オーティコンでは聞こえに悩む方々が、音や会話をどのようにとらえているのかを細かく分析し、解析することがより自然な聞こえにつながるとして、このオージオロジー(聴能楽)の研究を、物理学、音響学、生理学、聴能学や工学に至るまで、幅広い分野の研究員と大学や民間企業の研究者との国際的協力により行なうために、主に基礎研究を取り扱う「エリクスホルム研究所」をデンマークに設立しました。

1991

今まで考えつかなかったものを生み出すまでの時間

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この年本社をデンマークのStrandvejen(スケーエン)へと移転。 「いままで考え付かなかったものを生み出すための時間」のモットーの下で、新しく革新的な働き方が組織全体に導入されました。この時期、オーティコンは、新しい変革の段階に入ります。

1996

デジタル技術がかなえること

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オーティコンは、初の完全デジタル補聴器「デジフォーカス」を発売しました。 高度な音の増幅は、個人個人で異なる聴力損失に合わせるようにプログラムされるようになりました。 この革新によって、今日提供可能なワイヤレス接続へとまた一歩近づきました。

2004

1世紀にわたる聴覚ケアへの専心を祝して

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この年オーティコンはスローガンとなる "People First(ピープル・ファースト)を打ち出し、世界第2位の聴覚ケアメーカーとしてだけでなく、企業組織の在り方、チームワーク、従業員からの視点といった面でも知られることとなりました。オーティコンは2004年6月8日に100周年を迎えました。

そして翌年2005年に、現在本社を置くデンマークはコペンハーゲンのKongebakken(コンゲバッケン)へ拠点を移しました。

2007

補聴器の聞こえを再定義

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オーティコンはこの年ワイヤレス通信機能を持った補聴器、エポックを発売。 左右2つの補聴器が互いに通信しあう機能を持つことで、生き生きとした音の風景を提供できるようになりました。

この新たな解決策では、補聴器ユーザーの聞こえの環境に合わせた音の情景を提供し、例えば、 携帯電話、音楽プレーヤーなどとのワイヤレス通信についても可能にしました。

2010

ピープル・ファーストの理念を未来に向けて

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オーティコンは、さらに躍進を進めその基盤を盤石なものとしてきました。しかしながらオーティコンの理念「ピープル・ファースト」の下、いかなる場面にあっても聞こえに悩む人々を力づけることを第一優先に考え続ける姿勢に変わりはありません。

2014

私たちは脳で聞いています

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私たちは、耳で音を集め、そして音が持つ意味を脳で理解しています。今日、オーティコンの補聴器は、脳の聞く働きをサポートすることで、音の意味の理解を助けます。 オーティコン補聴器の開発コンセプトでもある、BrainHearing™(ブレインヒアリング)の基本理念は、音量を上げることで余分な音まで届けてしまう代わりに、脳に余計な負荷をかけることなく聞く働きを引き出せるように、補聴器の開発に際し、まず脳から聞こえを考えることにあります。

2016-現在

脳に優しいことが実証され、そして世界初のインターネットにつながる補聴器

長年にわたり補聴器の世界では、難聴者にとって最も聞き取りが難しい状況のひとつに「騒がしい場所での言葉の理解」があるとされまてきました。全くあらたな補聴器オーティコン オープンは、聞き取りが難しい環境でのこれまで補聴器に使われていた代表的な技術「指向性」から脱却し、周囲360度の音の情景をより自然に届けることで脳に優しいことが実証された初めての補聴器です。

またオープンは、IFTTT(イフト)のウェブサービスを介してインターネット接続可能な世界初の補聴器でもあります。