みんなの聞こえ
『夏休み子ども音楽ワークショップ2015』 レポート
2015/09/11

見て、聴いて、触れて、みんなで奏でる体験を!

夏休み真っ只中の8月9日(日)、補聴器や人工内耳を装用した子ども達を対象とした「音楽ワークショップ」を、洗足学園音楽大学シルバーマウンテンにて開催しました。昨年に続き今年で2回目の開催となる本ワークショップは、難聴者の音の感じ方を研究している洗足学園音楽大学 音楽感受研究所 松本祐二先生のプロデュースによるものです。
プロの音楽が実際に使用するさまざまな楽器に触れ、それぞれの楽器の音や響きを感じ、そして皆で協力しながらの合奏を通して音楽による感動を、楽器の演奏を行った子どもたちのみならず、会場にいたすべての参加者が共有できたひとときでした。

元気いっぱいの子どもたちが参加した音楽ワークショップ。プロの使う本物の楽器にも触れ音を感じてみんなで一つの音楽を作り上げました。

当日は、ウサギの兄弟が大好きなお婆さんウサギのために森の音楽を集めるという童話『もりのおとぶくろ』を素材に、音楽家のいろいろな楽器演奏を交えながら読み聞かせを行う演目からスタートしました。

そしてここからはいよいよ子供達の出番。子どもたちは、洗足学園音楽大学の研究生の指導のもとグループに分かれて楽器練習を行い、その後、全員で合奏するというプログラムとなりました。

プログラムの締めくくりの生徒たちの演奏には、同大学から歌のお姉さん、ピアノ、サックスなどのハーモニーが加わり、まるでオーケストラのように盛大な演奏が披露されました。

舞台では、子どもたち一人ひとりにスポットライトがあたり、子どもたちは、さながら小さな音楽家のようでした。見守る保護者の方からは「子ども達が奏でるきれいな音にびっくりしました。心があたたかくなりました」と、奏でる音を心に刻みましたとの声をいただきました。

プロの使う本物の楽器を使って練習。こどもたちは音の響きを感じていました
さぁ本番!さまざまな音が重なってハーモニーが生まれました

いつもは目にすることが少ない楽器も登場しました・・・

当日ワークショップに参加し演奏を行ったのは、1年生から6年年生までの小学生の男女約30名。ふだんあまり見る機会のないトムトム、コンガ、ティンパニーなどといった打楽器をはじめ、シンバル、トーンチャイム、マリンバなど多岐にわたる楽器が登場しました。
子どもたちのいちばん人気は、ティンパニーをはじめとする打楽器でしたが、その他「シンバルをたくさんたたけてよかった」の声や「マリンバがいちばん楽しかった」といった感想も寄せられました。

ワークショップ開催後にお寄せいただいた参加者からの声

観客席のご家族や教育関係者からは、短時間で作り上げた素晴らしい演奏を讃える拍手が、いつまでも止みませんでした。子ども達からは「ドキドキしたけどすごく楽しかった」「皆で演奏できて楽しかった」という感想が多く寄せられました。また、観客席で見守っていた保護者の方々からは「苦手な音楽を皆で協力して作り上げる喜びを感じる時間でした」「曲ができたという達成感でキラキラしていました」という意見も寄せられました。 当日ご参加いただいた皆様からの声の一部をご紹介いたします。

小学生からの声

  • 楽器にふれて楽しかった
  • 皆んなで1つの曲を作っていくことが楽しかったです。
  • みんなとえんそうしていろいろなともだちができてたのしかったです。
  • トランペットの音が人間が歌っているみたいに聞こえてふしぎだった。
  • 音色がきれいでした。
  • 本番で、ドキドキしながらみんなで歌えたことが楽しかった

一緒に参加いただいた親御さんなど保護者の方からの声

  • とにかく楽しんでいた。簡単なことであっても、味わいつくした感じでした。
  • メロディやリズムをいっしょにあわせて子供たちも一体感を得られたようでした
  • 曲ができたという達成感で目がキラキラしていました。

夏休み音楽ワークショップ2015参加者のコメント(終了後のアンケート回答より抜粋)

弊社社長木下よりの挨拶、左スクリーンは情報保障のための「要約筆記」。

皆様への感謝とともに・・

オーティコンの補聴器を実際に手にとっていただきました

当日は、会場の入り口で、オーティコン小児用補聴器を展示し、来場者への製品紹介をさせていただく機会を得ました。初めてオーティコン補聴器を手に取っていただいた方もいらっしゃいました。

オーティコンの小児用補聴器「センセイ」 は、乳幼児~16歳までの多感な子どもたちの成長を支え、聴覚の発達を助ける補聴器です。

子どもたちが優れたコミュニケーション力を育んでいくためには、会話や周囲の環境音の手がかりをつかんでいく必要があります。そして音が聞こえているだけではなく、こどもたちの柔軟な脳が持つ力を最大限に発揮できるようにするためには、子供達の耳に届く音はあるがままのより自然な音であるべきとオーティコンは考えています。

ワークショップ冒頭での童話『もりのおとぶくろ』は、自然の中にあるたくさんの音を大好きな人へ届けるウサギの兄弟のお話でした。童話の中の兄弟のように、子供たちのためにデザインされた補聴器を通じて、成長過程にある子供たちにできるだけたくさんの音を届けたいと願っています。

本ワークショップの開催にむけては、洗足学園音楽大学の皆様をはじめ多方面より多くのご協力をいただいております。子どもたちと共に参加いただいた保護者の皆様、学校関係や補聴器に関わる専門家の皆様にも感謝申し上げます。
当日会場では、要約筆記を導入いたしましたが、まだまだ情報保証が十分でないとの声、また小学生といった参加者に向けてはふりがなが必要であること、この他の情報保障手段につきましても提言をいただきました。皆様の声に耳を傾けながら、このようなイベントを今後も開催してまいります。どうぞひきつづきご期待ください。