補聴器を長持ちさせるには

補聴器を良好な状態に保ち、できるだけ長くお使いいただくためのヒントをご案内します。

補聴器の耐用年数(寿命)

補聴器の耐用年数(寿命)は、一般的には4年です。補聴器の耐用年数を延ばすには、適切なお手入れが必要です。

補聴器のお手入れに役立つヒント

1

落下、衝撃、衝突を避ける。

補聴器内部の小さな部品は頑丈にできていますが、電子機器は衝撃に弱いものです。

  • 補聴器を扱うときは、硬い床ではなく、柔らかい床の上で行うようにしてください。
  • 補聴器を装用していないときは、補聴器をケース、充電器、または補聴器乾燥機に入れて安全に保管してください。
2

汗から守る。

補聴器は肌に密着しているため、湿気にさらされます。

  • 補聴器が湿っていないか確認し、風通しの良い場所や補聴器乾燥機で乾燥させてください。
  • 空気電池式の補聴器は、電池蓋を開けて乾燥させてください。
  • 特に夏場やスポーツの後は注意してください。
3

清潔に保つ。

補聴器のシェルに埃やゴミがたまると、音が遮られたり、湿気がこもったりして、正常に動作しなくなることがあります。

  • 乾いた布やティッシュで定期的に補聴器を拭いてください
  • 耳垢を取り除いてください

補聴器のお手入れ方法

4

水に気をつける。

オーティコンの補聴器は、雨に濡れたり、汗をかいたりしても問題ありません。

しかし、長期間の濡れたままの放置は、補聴器にダメージを与える可能性があるため、補聴器が水に濡れることをできるだけ避けて、定期的に乾燥させることが大切です。

  • シャワーを浴びたり、泳いだりする前には補聴器を外してください。
  • 補聴器が湿気や湿度の高い環境にさらされた場合は、風通しの良い場所や補聴器用の乾燥機で乾燥してください。
  • 空気電池式の補聴器の場合は、電池蓋を開けて乾燥させてください。
  • 補聴器を乾燥させる際に、ヘアドライヤーや電子レンジは絶対に使用しないでください。
5

ビーチではご用心。

海水は補聴器に塩の結晶を残す可能性があり、砂はマイクポートを塞ぐ可能性があります。日焼け止めは補聴器の外側を傷つける化学物質を含んでいる可能性があります。

  • 手に砂がついている場合は、補聴器に触れないでください。
  • 日焼け止めを塗るときは、補聴器を外してください。
  • 補聴器を海水に近づけないようにしてください。
6

化粧品の化学物質を避ける。

スキンケア製品やヘアケア製品の中には、補聴器に悪影響を与えるものがあります。アフターシェーブローション、ヘアスプレー、オイル、香水、日焼け止め、虫除け、点耳薬などがこれにあたります。

  • 化粧品を塗る前に、補聴器を外してください。
  • 補聴器を装用する時には、化粧品が乾くまで待ってください。
  • 補聴器を装用する時には、必ず手を拭いてください。
7

猛暑に注意。

非常に高い気温は補聴器に悪影響を与える可能性があります。

  • 補聴器を酷暑にさらさないようにしてください。
  • 熱い車内に補聴器を放置しないでください。
  • 補聴器を装用していないときは、直射日光を避けてください。
8

寒さに気をつける。

寒さは補聴器の電池に悪影響を与える可能性があります。

  • 空気電池は室温で保管し、予備を携帯する場合はポケットに入れて温めておきましょう