フィッティングレベルを向上
フィッティングソフトウェアの利得は通常、平均的な外耳道容積を基準にしているため、個々人の耳の形状やサイズにきっちり合っているとは限りません。REM AutoFitは、処方された利得をユーザーの耳で測定し、利得を自動調整した後に検証するので、個々人の耳の音響特性を考慮した補聴器調整になります。
REM(実耳測定)のメリット
- 迅速な検証による快適な補聴器フィッティングの実施
- カウンセリングや補聴器の妥当性確認に使える時間の捻出
- 検証済みのフィッティングで最適な補聴器のメリットを提供2,3
- 来店回数の削減に貢献4
- 聴覚ケアの専門家と補聴器に対するユーザーの印象を改善5
より効率的なビジネスのための検証と妥当性を確認
REM AutoFitでは効率的なワークフローを用いるので、補聴器の検証と妥当性を確認をしながらも、フィッティングはより早く快適です。REM AutoFitをフィッティングプロセスに組み込むことで時間を節約し、その時間を検証やカウンセリング、より多くのユーザーへの対応などに充てることができます。
さらに、検証と妥当性確認を行うことによって、ユーザーの来店回数を減らすことができるため4、REM AutoFitをフィッティングプロセスに組み込むことで、時間とコストの節約という大きなメリットが期待できると言えます。
Oticon Genie2ですべてを操作
REM AutoFitでは、REMシステムとデータのやりとりをしながら測定を進めます。Oticon Genie2は、目標値に合わせて補聴器の利得を自動調整すると同時に、手動で利得を微調整しフィッティングの検証を行なえるような柔軟性も装備しています。そのため、Oticon Genie2という単一のソフトで、起動、操作、メンテナンスを行うことができます。
REM Autofitの最新バージョンに搭載されている機能
REMのプローブチューブ位置インジケーター
プローブチューブの挿入深度を簡単かつリアルタイムにお知らせすることで、プローブチューブの外耳道内への挿入を手助けします。これにより、チューブが鼓膜に触れたり、チューブの挿入深度が浅すぎてREM測定の精度に影響を与えたりするリスクを最小限に抑えます。
主な機能:
- 自動および手動による微調整と測定
- 自動のオープンフィット校正
- 挿入利得またはスピーチマッピング(出力)での検証可能6
- 国際音声試験信号(ISTS)6
- 両耳同時測定6
- Oticon Genie2の、VAC+6およびNALを含むあらゆる理論に基づく柔軟なフィッティングを検証可能
- インターアコースティクス社、メドレックス社、オトメトリックス、シバントスとの互換性(HIMSAのモジュール間通信プロトコル2(IMC 2)7を使用)
- Verifit®LINKを使用するオーディオスキャン社の機器に対応(Oticon Genie 2|2018.2より)7

オーティコンの聴覚ケア
最適な聴覚ケアは人生を変える
オーティコンの聴覚ケアサービスは補聴器だけにとどまらず、ユーザーの人生を変えるような聴覚ケアの提供をサポートします。オーティコンは、ユーザー個々人のフィッティングを成功に導くために、聴覚のリハビリテーションのあらゆる段階を通して、人中心としたアプローチを簡単かつ効率的に適用できるよう支援します。
参考文献
- With IMC2 compatible REM systems REM target matching can be done in under 1 minutes and 50 seconds. With VerifitLINK REM target matching can be done in under 2 minutes and 30 seconds. Rumley & Crowe (2019). REM AutoFit: speed and accuracy. Oticon Whitepaper.
- Kochkin et al. (2010). MarkeTrak VIII: The impact of the hearing healthcare professional on hearing aid user success.
- Abrams et al. (2012). Initial-fit approach versus verified prescription: Comparing self-perceived hearing aid benefit.
- Kochkin (2011). MarkeTrak VIII: Reducing patient visits through verification and validation.
- Amlani et al. (2016). Improving patient perception of clinical services through real-ear measurements.
- レムシステムにより異なる場合があります。
- 常に最新のREMとOticon Genieソフトウェアをお使いください。