ゲーデ弦楽四重奏団
ゲーデ弦楽四重奏団は東日本大震災直後の2011年10月に、ウィーン・フィルはじめほとんどの海外の演奏家たちが日本公演を中止する中で、敢えて日本の人々を勇気づけようとダニエル・ゲーデが実弟であるセバスティアン・ゲーデ(NDR エルプフィルハーモニー管弦楽団団員及びバイロイト祝祭管弦楽団団員*)や幼馴染の名手ステファン・フーヴァー、マティアス・シェスル(両名ともにバイエルン放送交響楽団団員**)と共に創立した弦楽四重奏団です。すでに2011年、2014年及び2017年に日本公演を行い、その素晴らしい演奏に、スーパー・クァルテットとして圧倒的な評価を獲得しました。2020年に予定されていた日本公演が新型コロナウィルスの影響でやむを得ず中止されたため、2023年に満を持して来日し、その美しく磨き込まれた演奏に対し、全国で多くのクラシックファンより熱狂的な賛辞を得ました。アンサンブルの極致を表現する素晴らしい弦楽の調べをご期待下さい。
* NDR エルプフィルハーモニー管弦楽団(旧称ハンブルク北ドイツ放送交響楽団)は首席指揮者にアラン・ギルバートを要する名門オーケストラです。ちなみに「エルプ」はハンブルクを流れる「エルベ川」を意味します。またバイロイト祝祭管弦楽団はバイロイト祝祭歌劇場で毎年7月から8月に開催されるバイロイト音楽祭のために臨時編成されるオーケストラです。首席指揮者はおかず、その時最高のワーグナー指揮者を選び、歌手やオーケストラ団員もヨーロッパで最も傑出したメンバーが指名されます。
** バイエルン放送交響楽団はドイツ・ミュンヘンに本拠地を置くオーケストラで、2019 年に急逝した名指揮者マリス・ヤンソンスの後任として、2023年及び2024年のシーズンの首席指揮者にはサー・サイモン・ラトルが就任します。同オーケストラは常にヨーロッパのベスト3に選出されている超名門オーケストラです。ヤンソンスはバイエルン放送交響楽団を評して「音楽界のロールスロイス」と讃えています。