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ご家族や周りの方へ

難聴や聞こえづらさを放置することは、その方の社会生活に影響を及ぼします。ご家族やご友人からの助けがあれば、周囲とのコミュニケーションを円滑にすることができます。

大切な人やご家族、お友達・・聞こえについての後押しを必要とされている方がいるならば・・・

皆様がこのページに目をとめていただいている理由は、聞こえづらさを抱えた方が周囲にいらっしゃるからかもしれません。ここでは家族や友人のより良い聞こえにつながる方法をお伝えいたします。

ご家族や友人から「すみません、もう一度言って?」との質問が最近とても増えたということはありませんか? 聴力低下は誰にでも起こり得ることですが、「聞きたいことだけ聞いている」といった誤解を持たれることすらあります。聞こえづらいということは、ある音は小さい音でも聞くことができ、逆に大きな音は聞きにくいなど耳が特定の音を拾う力を失っているということです。また多くの場合、難聴は少しずつ進行していくため、音が聞こえなくなっていることに自分で気づきにくいこともあります。聴力の衰えは、ご家族や周囲が先に気付くことも少なくありません。

難聴といっても聞こえの低下の程度、また聞こえにくい音は一人ひとりで異なりますが、聞きづらさは総じて会話の聞き取りなどに影響を与えます。特にたくさんの人がいる環境や電話では聞き取りは特に難しさを感じます。また、聞こえづらさをそのままにしておくことは、周りの人々との関係に影響を与えます、特に家族や友人など近しい人々の生活の質(QOL)に静かに影響を及ぼしていきます。家族や周囲の方々において大切なことがあります。

 

  • ご本人の聞こえの改善につながる必要な行動をとるためにも聴力検査の受診を働きかける。
  • コミュニケーション方法を考慮しながらどのように楽に会話ができるかを学ぶ。


難聴について詳しく
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日常を振り返り、ご家族や大切な方について思い当たることがあれば、どうぞ耳鼻科専門医へのご相談をお勧めしてください

次に該当するものあれば、大切な方の聞こえに問題を抱えてないかを知る手がかりとなります。

その方は:

…周囲が小さな声で話していると不満を持っている。

…テレビやラジオの音量を、かなりの大音量で聞いている。

…会話をしばしば聞き返すまたは聞き逃していることがある。

…車やレストランなどざわざわしてくると会話の内容が通じていないことがある。

…顔が見えるように話す必要があり、後ろからの呼びかけに気付かないことがある。

…病院や銀行で呼ばれても聞こえていないことがある。

 

もし、該当するものがある場合

現在の聞こえの状態をできるだけ早く理解することは、その後の聞こえの改善の成功へつながる可能性が高くなります。耳鼻科医へなどを訪れる際は、家族の皆様や友人としてご一緒されることも良い結果へとつながります。


よいコミュニケーションのための7つのヒント

家族や友人、周囲の人々・・コミュニケーションとは双方向のやり取りです。難聴がある場合、また補聴器を装用していてもすべての会話が聞こえるわけではなく、ちょっとしたコツが必要です。7つのヒントをお試しください、今までよりもっと楽に会話を弾ませることができるかもしれません。

1. 会話を始める前に、相手の注意を自分に引きつけましょう。これから会話を始めるということが分かれば、あなたに関心を向けることで、会話の内容に集中しやすくなります。

2. はっきりと自然なスピードで話しましょう。大きな声を出すのは避けましょう。

3. 相手のそばにいってお互いの顔が見える近い位置に座りましょう。顔の表情や口の動きがわかると会話の内容が理解しやすくなります。

4. ガムを噛んだり、煙草を吸いながら話すのはやめましょう。口やあごを手などで隠しながら話すのはやめましょう。

5. 周囲の騒音を減らしましょう。音楽やテレビを切る、または、話のできる静かな(できれば明るい)場所を探しましょう。

6. グループの会話では、お互いの会話が重ならないようにしましょう。

7. 同じことばを繰り返すのではなく、違うことばや、言い回しを使ってみましょう。

 

聞こえの診断と対処

聞こえの改善に際しては補聴器は有効なものです。ご本人だけでなく、ご家族の方のQOL(生活の質)の改善につながります。

聴力検査を受ける

聞こえを改善するための最初のステップは、耳鼻科医の専門医に相談して聴力検査をしてもらうことです。聴力検査は簡単で痛みもありません。聞こえの状態をきちんと理解するためにも付き添っていき、一緒に話を聞いてあげてください。

対処方法を見つける

聴力検査の結果で難聴が兆候が見られる場合には、次のステップは対処方法を見つけることになります。一度失われた聴力を完全に取り戻すことはできませんが、補聴器が聞こえの改善に有効なものです。補聴器の装用を進められた場合には、補聴器販売店に相談ください。補聴器販売店では、その方の好み、ライフスタイル、予算などによって、その方にあった補聴器について相談いただくことができます。

補聴器に慣れる

補聴器の装用には慣れが必要です。その方が補聴器に慣れるまで周りの方々の支えが必要です。補聴器を装用して始めのうちは、たくさんの聞こえていなかった音が入ってくることでうるさいように感じます。またしばらく聞いていなかった音を脳が再び認識できるようになる必要があり、これは長い間つかっていなかった筋肉を鍛えるようなものになります。そのためにも補聴器をできるだけ装用する必要があります。また、装用して脳が音に慣れるに従って聞こえ方にも変化が生じますので、購入した補聴器販売店で定期的に補聴器を調整してもらうことをお勧めします。

補聴器に慣れていただくまでについて見る