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【開催レポート】補聴器とともに楽しむアクティブライフ

02/07/25

【開催レポート】補聴器とともに楽しむアクティブライフ

~難聴万博2025リアルイベント~

2025年6月7日(日)、「難聴万博2025」のリアルイベントが開催されました。 本イベントは、NPO法人みみトモランドが主催し、「難聴と認知の最新情報」をテーマに、専門医による講演や補聴器ユーザー様のエピソードを交えた対談など、充実したプログラムが行われました。企業展示コーナーでは、聞こえを簡単にチェックできる体験ブースも設けられ、多くの来場者でにぎわいを見せました。

オーティコン補聴器では、「好奇心に制限なし!補聴器とともに楽しむアクティブライフ」と題したトークセッションを企画。補聴器ユーザーであり、現在も多方面でご活躍中の山口隆様をゲストにお迎えし、補聴器との出会いから日常での活用法、さらにはご自身らしいライフスタイルについて、貴重なお話をうかがいました。

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■ 点と点がつながって、今がある──山口様のライフスタイル

山口様は、かつて総合商社をはじめとした企業にお勤めされ、なんと海外での駐在は16年というキャリアをお持ちの方。NY、台北、シンガポール、上海など、まさに世界の様々な都市で活躍されてこられました。フルタイムでのお仕事をリタイアされた後は、中小企業の海外展開支援や地域活性の活動に取り組みながら、ゴルフや旅行といった趣味も積極的に楽しまれています。
事前のお打ち合わせではアップルの創業者であるスティーブ・ジョブズの言葉を引用し、「人生は“connecting dots”。振り返ると、何気ない出会いや選択が点となってつながり、今の自分をつくっていると感じます」とおしゃっていたのが印象的でした。
この言葉通り、リタイア後も「まずは動いてみる」「一歩踏み出してみる」を信条に、常に前向きに日々を送られている山口様。そのエネルギッシュな姿勢に、参加者の皆さんも大きな刺激を受けているようでした。

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■ 補聴器との出会いは“ゴルフ仲間の何気ない姿”

補聴器の使用を意識するようになったのは、複数人での会議や家庭での会話の中で、「少し聞き取りづらいな」と感じる場面が増えたことがきっかけだったそうです。しかし、それ以上に背中を押したのは、ゴルフ仲間が補聴器を使用し自然に会話している様子でした。
「私が聞こえ難いと感じた場面でも、まったく違和感なく会話を楽しんでいる姿を見て、自分もつけてみようかという気持ちになりました」
補聴器の装用に対して、最初は多少のためらいもあったとのことですが、「実用性があり、生活が快適になるのであれば(=QOLの向上)、使わない手はない」と前向きに捉えられたそうです。
まずは耳鼻科を受診し、聴力検査を受け、その後補聴器販売店で2週間の無料試聴を体験。装用初日から聞こえの自然さに驚き、すぐに装用を決意されたと語ってくださいました。

■ 補聴器は、アクティブな毎日の“相棒”

現在は、朝起きてから就寝まで、ほぼ一日中補聴器を装用されているという山口様。専用アプリを活用し、音量の調整や電池の残量確認、装用時間のチェックなども日常的に行いながら、補聴器を生活の一部として自然に取り入れておられます。
「装用時間の目標設定があるので14時間に設定して、装用時間を確認しています」と笑顔で語ってくださいました。
仕事での打合せや、出張でも補聴器は欠かせない存在。以前は離れた席の声が聞き取りにくかった会議でも、スムーズに会話ができ「聞きづらさというストレスからも解放された気がします」と、実感を込めて語ってくださいました。

■ “話芸”を補聴技術で楽しむ。落語イベントでの新たな体験

トーク後半では、山口様が参加された落語イベント「公推協杯 全国若手落語家選手権」のエピソードも紹介しました。
このイベントでは、補聴援助システム(音声を補聴器に直接届ける技術)を会場に設置。山口様はその体験者として、通常の会場音声と補聴援助システムを切り替えながら、その“聞こえの違い”を実感されました。
「補聴援助システムを使用したほうが、明らかに音声はクリアでした」
“難聴だから楽しめない”ではなく、“どうすれば楽しめるか”に目を向ける──まさに「聞こえの選択肢」を広げる、印象的なひとときとなりました。

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■ 補聴器は、人生の可能性を広げてくれる存在

山口様は最後に、補聴器装用を迷っている方へこんなメッセージを送ってくださいました。
「補聴器はお試しができるので、まずは気軽に活用してみてください。大切なのは、“行動してみること”です」
人とのつながりを大切にし、補聴器を取り入れながらコミュニケーションの質を高めていく。その姿は、補聴器のある暮らしの希望を示してくれるものでした。

■ 難聴による制限のない世界へ

オーティコン補聴器は、これからも「難聴による制限のない世界」の実現を目指し、テクノロジーの進化とともに、聞こえのサポートを続けてまいります。
参加された皆さま、そして貴重なお話をお寄せくださった山口様、誠にありがとうございました。

【本件に関するお問い合わせ先】
■ オーティコン補聴器(コンタクトセンター)
TEL:044-543-0615 FAX:044-543-0616 E-mail:info@oticon.co.jp