teenager to adult

ティーン(13歳以上)

子どもから大人への成長過程において、子どもたちは学校、スポーツ施設、カフェ、友人の家などご自宅から離れた場所で過ごすことが多くなります。この世代の子どもたちは友人や社会と関わりを持つことが必要です。子どもたちが過ごす上記の環境や状況では、最善の聞こえのサポートが必要となります。

“自分は何者なのか?” 揺れ動く気持ちと親密な交友関係

児童期が終わり、大人への移り変わりが始まると、子どもの性格や行動に表れる変化を目にするがあるでしょう。この世代の子どもは自宅以外で過ごすことが多くなり、友人と過ごす時間が子どもにとって最も大事なことになります。

この時期においても子どもたちの脳は引き続き発達を続けており、脳の聴覚システムも発達の途中です。この年代の特徴として、時に圧倒され混乱している子どもの姿を見ることがあるかもしれません。状況に応じて自分の役割を見出す力を付けるためには、それまでの発達段階における成功体験が重要になります。そして、子どもは大人や社会の常識、価値観に疑問を持ち始めます。プライバシーと自由を求め、大人にはあまり自分のことを話さなくなることでしょう。このような状況になると、あなたは子どもを十分に守れないと思い、不安に感じることもあるかもしれません。

challenges and how to help

必要なサポートとは

この時期に必要なことは、計画を立てたり、周囲と適切なコミュニケーションを取ったり、複雑な社会的スキルを身につけたりするために必要な言語能力を子ども自身が十分に養うことです。

補聴器

この時期は、いろいろなことを推測する力と実用的なスキルを身に着けることで、勘違いや誤解を最小限に抑えることが大切です。これには、補聴器を常時装用することが必須となります。しかしながら、あなたは子どもが今していることに、ますます気づかなくなっているかもしれません。この年代の子どもは、自分の見た目をとても気にします。自分をかっこよく、または可愛く見せたい、友達の真似をしたいと思っています。補聴器を全く付けない、または必要な時にしか付けないといった状況は、子どもたちの発達に大きな影響を及ぼすことがあります。したがって、目立ちにくい補聴器の装用を検討することはとても重要になります。

子どもたちはカフェや食事、ライブなど騒音の多い場所での様々な活動や集まりに参加することもあるでしょう。このような状況では、補聴器のサポートを得ることで、周りの騒音と音声を区別し必要な会話に注意を向けられるようになります。ティーンの時期が終わるまでには、子ども自身に自分の補聴器を自己評価させてみましましょう。また、聴覚の専門家に相談すると良いアドバイスがもらえるかもしれません。脳の聞く働きをサポートする「ブレインヒアリングテクノロジー」を搭載したオーティコンの補聴器は、複雑な環境で過ごすティーンの強力なパートナーとなることでしょう。また、ティーンの後半の時期は、小児用補聴器から様々な機能が搭載された成人用補聴器に移行することを考える時期でもあります。

デジタルデバイスを通じて世界とつながる

EduMic(エデュマイク)
お子さんが中学校、高等学校に入学すると、教室ではなく広い体育館や講堂での授業もあります。EduMicは、難聴を抱える子どもたちの学びやすい環境をサポートするためのオーティコンの新しいワイヤレスリモートマイクシステムです。騒がしい教室内でも不要な騒音を素早く抑制することで、先生からのクリアな音声を届けます。

EduMicをもっと詳しく

コネクトクリップ
若者にとって、デジタルデバイスで世界とつながることはとても重要です。お子さんにインスピレーションや情報を与えるのは、もはや親御さんからだけではありません。コネクトクリップを使用することで、スマートフォンやタブレットからの音楽やポッドキャストを高音質なステレオサウンドで楽しめます。同時に、補聴器のマイクからの周囲の音も耳に届けます。

コネクトクリップをもっと詳しく

巣立ちの時

お子さんは、自身の難聴を理解し、自立した生活を営んでいく準備ができていますか?

導く
親離れの時期はすぐにやってきます。子ども自身のこれからの人生について、選択する権利を尊重してあげることが大切です。そして、あなたの役目も変わります。「権威」としてではなく、子どもの良き「理解者」であり「助言者」となることが必要でしょう。難聴を持つ成人に必要な教育や情報の方へと子どもを導いてあげてください。

自分で自分のことをさせる
独り立ちの前に、補聴器と難聴のケアを子ども自身でさせるようにし、聴覚ケア専門家との予約も子どもが忘れずに自分で取れるようにしておくことが大切です。

  • サポート

    トラブル対応、バッテリーの交換方法、補聴器のお手入れ方法、テレビや映画などを見るためのアクセサリー製品の使用方法

  • お子さんの聞こえは何故重要なのか?

    お子さんの”話す”、”読む”、”書く”を学び、社会的スキルを発達させるためには”聞く”を使います。

  • お子さんの環境と社会性

    言語発達だけではなく、社会的スキルの習得に関しても聞く力の十分な発達が欠かせません。

  • オーティコン 補聴器製品を詳しく

    軽度から高度・重度対応の補聴器を詳しく